新作はボードゲームで、ロード・トゥ・チャトランガというものです。

チャトランガとはチェスや将棋の起源となったインド将棋のことです。しかし残念なことにチャトランガは詳しいルールはまだ明らかになっていません。
不明ならばいっそのこと自分で作ってしまおう、ということで、本作「ロード・トゥ・チャトランガ」はオリジナルの4人対戦ゲームになっています。黄色、緑、赤、黒の4色の軍隊が入り乱れて戦うのですが、1人が2つの軍を操作することで、2人プレイも可能になっています。
将棋のルーツというとなんとなく難しそうですが、本作はサイコロを使ったランダム性のあるゲームなので、運と技術の両方が必要な駆け引きがメインのゲームになっています。結構気軽にできます。
ダイスによって動かすコマを決定し、取ったコマが得点になり、得点トラック(俗に言うクラマートラック)がボードに描かれていたり、(拡張で)降伏勧告といったマルチ(外交)の要素があったりと、まあ、なんというかチェスや将棋とは大きくかけ離れたゲームです。
遊びはじめは、サイコロを使った運ゲーに見えるかもしれませんが、コマの効き筋や確率を意識すると、考える要素も大きく、さらに4人プレイなので干渉する部分も大きく、なかなか一筋縄ではいきません。
悩みどころは多いですが、その割りには結構スッキリとした、まとまったゲームに仕上がったと思います。
と、自画自賛したところで、欠点も書いておきます。
欠点は、
・4人or2人プレイなので、3人だとそもそも遊べない。
・チェスや将棋のようなガチガチな戦術物のような雰囲気でありながら、出目によっては大味なプレイングになることがある。
・コンポーネント(コマやボードなど)が安っぽい。
といったあたりです。
自分の新作の話をしながら欠点も列記するって結構珍しいですね。
自分でも把握している部分は書いておいた方が良いかと思ったので事前に先回りして記載してみました。
ここまでの説明で引っ掛かる要素や気になる部分があれば是非ブースに来て見ていってください。
それ以外に既刊は

・高二魔女とユーレイ
探索型RPG。

・チカラ尽きるまでススメ
スコアアタック型RPG。


・ミスティックロンドン〜新米探偵のまいにち〜(1作目)
・ミスティックロンドン〜願いはプロテウスに届く〜(2作目)
ミステリ。

・ミスティックロンドン〜オリジナルサウンドトラック〜
2作のコンプリート音楽CD。
の5つになります。
本当ならば、細かい設定やルール、システム、キャラなど、説明しなくてはならないことが沢山あります。
自分がいつもブログに詳しく書いていないのは、自作を語るのが難しいというのもありますが、細かいルールや、どういったゲームなのか、どういうプレイになるのか、ということが一番のキモになる部分のため、何となく説明をためらってしまいます。
どれも短めなゲームですし、詳細を説明するより実際にやって貰って感じてもらおう、という、そんな感じで作っています。
……本当は丁寧に説明したほうが分かりやすいですし、何のサークルなのかということもアピールできるので良いことなのは分かっているのですが……なかなか難しいです。精進あるのみです。
2014年11月23日
コミティア110
スペースNo.【ほ05b】
です。
よろしくお願いします。
ラベル:ロード・トゥ・チャトランガ